「とにかく動物が大好きです。動物たちと対等に付き合っていけたらいいですね」と岡田ブリーダー。健全な犬のブリーディングはもちろん、動物愛護の活動にも携わりたいと考えています。

事務局　ブリーディングを始めたきっかけを教えてください。
岡田ブリーダー　私は、とにかく動物が好きなんですよ。親がブリーディングをしていたので、高校を卒業してすぐに繁殖を始めました。もう40年になります。

事務局　魅力はどんなところですか?
岡田ブリーダー　人間と同じように、相手の気持ちに寄り添ってくれるところですかね。対等に対話できるのが、面白いところだと思います。同じ人間だと思って接すると心を開いてくれるんですよね。私はあまり、チャンピオンや可愛らしさにこだわりたいとは思わないんです。命は同じ命。大きくても小さくても、かわいいものはかわいいですよね。欠点があったとしても、同じ動物で同じ命だと考えて大切にしています。

事務局　チャンピオン犬も輩出してらっしゃるそうですね。
岡田ブリーダー　以前、フレンチブルドックのアメリカチャンピオンも犬舎にいましたが年齢を重ねて今はいないですね。ですが現在はJKCチャンピオンのパグが犬舎にいます。さらにポメラニアンの評価が高いショードッグもいますよ。やはり、血統は大事です。親の健康が子どもの健康につながりますからね。これからも良い犬がいればショーにチャレンジしていき、質の高い犬をご紹介していきたいと考えています。

事務局　大変なことはありますか?
岡田ブリーダー　うちは、清潔を第一にしていますので、掃除が一番大変ですね。ブリーダーの仕事の60%は掃除なんじゃないかと思います。家族総出でこの仕事を手伝ってくれるので、どうにかやって来れたんだと思っています。子どもは3人いますが、今一番下の子が興味を持って手伝ってくれているんです。もしこの道に進んでくれるなら、将来は一緒にやれたらいいなと思いますね。妻は、アメリカンショートヘア、ベンガル、ノルウェージャンフォレストキャットなど、猫のブリーディングもしています。

事務局　将来の夢はありますか?
岡田ブリーダー　今後は、不幸になってしまった動物たちの活動にも携われたらいいなと思っています。命を飼うのですから、いろいろなことがあります。一緒に乗り越えてもらう術を共有できたらな、と。うちには、飼えなくなった犬や虐待された動物が連れてこられることもあります。広い犬舎でのびのびと、愛情を持って接すると、だんだんと表情がやわらかくなってくるんです。犬はただの動物じゃない、と私は思っています。人間の言葉をわかっているんですよ。

事務局　お客様に何かメッセージはありますか?
岡田ブリーダー　うちの犬舎には、120坪のドッグランがあります。犬だけでなくいろいろな動物もいますので、ぜひ気軽に足を運んでください。

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